本日は社会保険労務士として活躍されている、よんごる先生をゲストに迎えインタビューしていきます!
社労士を目指したきっかけ、勉強方法、合格後➡実務家になるまでの道のり、仕事内容など
情報テンコ盛りでお送りしていきます!
♣社労士試験に興味がある!
♣社労士試験受験者だ!
♣社労士の具体的な仕事内容が知りたい!
そんなあなたにピッタリな内容になってます。
「社労士インフルエンサーとして活躍する彼の生き様がここに」
社労士試験★きっかけ
社会保険労務士について勉強方法やら実務家になった道のりなど様々な角度から質問していきたいと思います^^
千葉市で社会保険労務士をやっている
34歳、よんごると申します^^
24歳の時に10か月で社労士試験に一発合格しました!!!
夜勤のバイトなどに手を出し、非正規労働者のスパイラルに陥ってました(‘ω’)ノ
さすがにやばいと気づき、就活をしようと思い
自分に武器が欲しい➡資格を取るか!
みたいなノリです(笑)
そこでまず、
【資格の大原】に相談しに行ってみました!
そこで、行政書士と社会保険労務士の資格について説明を受けました^^
法律を使った仕事をしたいとずっと考えてた中で、社会人の生活に密接した労働法が面白いと感じ社会保険労務士を目指すことに決めました!
社労士試験★大原で一発合格者の勉強法
しかし、合格率も5%前後と低く難関資格です(´;ω;`)
資格の大原は税理士・公認会計士に強い学校で有名ですが、どのようにして一発合格を掴み取ったのでしょうか?
最初に通学コースを選んだ理由・学校選びのポイントを教えてください。
どんな資格でもそうですが、独学でも通信学習でも資格を取ることは可能です。
でも私のような普通の法律(ほぼ)初学者だったり、勉強することが習慣になっていない人は、通学を選ばれると良いかと思います。
その理由としては下記が上げられます。
私は大原の完全合格コースを受講しましたので、それにそっての列記です。
1.モチベーションの維持
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ひとりで勉強するのと、同じ志を持って勉強するのでは、やはり後者の方がやる気は保ちやすいかもですね。友達も出来るかもしれないし。(私は出来ませんでした笑)
2.勉強のペースがつかみやすいこと、それによる勉強の習慣化
↓
カリキュラムがしっかりと組まれてるので常に一定のペースで学習出来ること。独学だと進行具合が一定しないので、記憶の定着率も変わってくるのかな、と。
また、それによって学校に通ってたときのように、勉強も習慣化されていきます。
3.法改正、白書、一般常識への対応
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社会保険労務士の扱う法律は、大小あれど、非常に法改正が多いです。そして、試験問題の論点としても扱われやすい部分ですが、独学でここをカバーしていくのは大変。
また、メイン科目以外に、細かい法律(非常に数が多い!)や、白書(範囲無限大!)もカバーするのは独学だったら大変だったろうな、と思います。
なので専門家のまとめを使うのが吉です。
4.講師に質問できる
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講義を受けて復習をしたり、自分なりに勉強してわからないこと、こういう考え方で良いかということを、いつでも講師に質問出来るということ。
定着率が段違いです。私が通学を推す一番の理由がここ。通信でも質問は出来たりしますが、タイムラグがあったりするので。
私は特に調べもしないで大手の大原を選びましたが、これから勉強する人は上記のサポートがしっかりしているかというのも学校選びのポイントかもしれません。
講師に質問がその場でできるのはやはり通学コース一番の強みですよね~
次に勉強方法について教えて下さい!!
概要は複雑なので調べていただいて、概略から話すと、
試験は年一回一日のみで、
全てマークシート方式、選択式試験(20個の語群から5個の空欄を埋める)、択一式試験(5肢択一)からなり、
各科目に設定された基準点(足きり点)および、年度によって異なる総合点(選択式、択一式それぞれ設定される、大体七割ぐらい)をクリアすれば合格です。
但し、科目合格はなく、一科目でも基準に届かなかったり、届いてても総合点に届いてなかったらまた来年~♪です。
ちなみに後述しますが、私は択一式、選択式ともに合格基準点をクリアしてましたが、選択式の国民年金法で自力だと3点必要のところ、2点しか取れなく、合格発表までの2ヶ月間、悶え苦しみました(笑)
(結局その年の国民年金法の選択式は1点取ってればOKでしたが。)
なので、得意分野を伸ばすよりかは、苦手分野を無くすような意識を持った方が良いです。
過去問は最低5回、回せればある程度自信を持って試験に臨めるかな、と。
選択式は語群から選ぶのに慣れないで、まずは語群を隠して筆記式だと思って書いてみることをおすすめします。語群はひっかけが多いので。
後、本試験は時間が圧倒的に足りないです。
予備校の模試などでは早く終わりすぎて途中退出をしていた私ですが、本試験はプレッシャーと問題の考察により、久しぶりに焦りを感じました。
でも無事合格できたのは、「条件反射」するレベルで過去問を問いたから。聞かれる論点はあまり変わらないので、過去問の焼き直しがよく散見される試験です。
なので、ひたすら過去問を回して、「この論点なら答えはこれ!」というレベルまでくれば、合格圏でしょう。それでも見たこともない問題が毎年出るのがこの試験の特徴。ある程度運も絡んでくるケースもあります(^_^;)
以上を踏まえて、私がどんな勉強をして10ヶ月、一回で合格したか端的に書きます。
・前年11月~試験年4月
大原の完全合格コース受講
一科目ごとに進んでいきます。小単元ごとに小テスト、科目終了後には科目テストがあり、講義とそれらのテストの復習にあてましょう。科目ごとに過去問回しても良いかもですが、私はやりませんでした。
・試験年4月~6月
科目が一周したら、過去問にとりかかります。
大原ではここから「横断まとめ」「白書」「模試」等が始まります。
「横断まとめ」
は出題科目の関連したり同じところ、違うところ(人数要件や書類の提出期限など)を全科目を並べて観ていくことで理解と暗記を深める授業、
「白書」
は最大の難関科目の一つ、「一般常識」に出題されそうな統計などをまとめて学ぶことが出来ます。(それでもまったく未知の部分から出題されるのがこの試験の恐ろしいところなのですが、、、)
「模試」
では実際の試験時間・試験順序で行うものであるのはもちろん、社労士試験のプロ達が練りに練って作った予想問題は、的中する事も結構な確率であります。
私としては、自分の日程と復習が間に合う範囲で大手予備校の模試は複数受けた方が良いと考えます。(私は大原とLECの模試二回×2を受けました)
そして、必ず復習してください!
実は先ほども書きましたが、私はLECの最後の模試の復習を疎かにしていたところ、選択式の国民年金の問題が、ほぼ同じ内容的で本試験の厚生年金で出題され、3点取らなければ自力での基準突破とならないところを、2点で合格発表までの2ヶ月間悶え苦しみました(笑)
ここらへんまで書いてみると、情報収集だったりまとめだったりは独学の人ではよほど時間のある人でないと難しいのかな、と感じます。時間対効果を見ても、私は予備校への通学をおすすめします^^
・試験年7月~試験(8月)まで
ひたすら復習!!!!
わからないことは質問!!!!
時間配分に自信が無い人は実際のタイムスケジュールで過去問などを解いてみよう!
また、試験会場の下見もおすすめします。行ったこと無い場所でやるケースがけっこうあるので、最寄りからの道のり・時間などを把握できるだけでも大分心にゆとりが持てますよ(^ー^*)
私が試験一週間前に下見をしたときは、同じ会場で中小企業診断士の試験が行われてました!
・試験~合格発表(11月)まで
試験は今まで自分がやってきたことを信じて、実力が出せるよう、体調管理も含めて全力で!!!!
たとえ試験で基準点に届かない科目があったとしても、点数調整(救済)により、引っかかる可能性もあるので(私のように)、惜しかった人は諦めずに合格発表を待ちましょう。
社労士試験合格後★いきなり廃業!?
予備校の強みを再確認できました。
ところで、先生は合格後どのようにして実務家になられたのですか?
いきさつはこうです!!
合格後、社労士事務所に複数応募して面接を受けるものの、基本は欠員補充=経験者を求めてる+面接への苦手意識が抜けず、苦戦。
↓
社労士登録のための資格を得るため、事務指定講習(平日1週間連続の講義+書類作成課題、有料7万ぐらい)を修了。
↓
どこも雇ってくれないから自分で開業して、行政の協力でもさせてもらいつつ経験積むか!!!!
↓
一人暮らしして開業するものの、営業も出来ないのに上手く行くはずもなく、半年で廃業。
*試験に合格しても「社会保険労務士」をすぐに名乗れるわけではありません。
「有資格者」という肩書きとなります。
登録するには、二年の労働・社会保険事務の実務経験または合格翌年の6~7月に行われる講義および通信課題によって構成される事務指定講習(有料)を修了し、都道府県の社労士会に入会金、県会費、支部会費、登録免許税を支払う(県会費、支部会費は登録の種類によって金額が異なる)ことによって「社会保険労務士」となります
士業で独立開業してやっていくには営業力がとても大事ですもんね(´;ω;`)泣
今はネット営業に力を入れている士業が多い印象です。
廃業後、どのように復活を遂げたのですか?
一人暮らしで金が無くなる一方。本業?でなく、深夜のコンビニなどのバイトで食いつなぐように。
↓
非正規雇用のスパイラルにまたハマる。鬱再発。一人暮らしの契約が二年で切れるのと同時に実家に帰る。
↓
実家暮らしでも五年ほどコンビニの深夜バイトを続ける。その間家族会議で何回も定職につけと言われる。
↓
30歳になり、さすがに定職につかなきゃと思い、もう社労士の登録も破棄して(登録してると年会費がそこそこかかるので)、職探しをしようとコンビニを辞める決断をすることに。
【まさにこの決断が私の運命を変えました!!!!】
コンビニで仲良くしてもらってたおば、、お姉さんに最後の挨拶、初めて社労士の資格持ちであることを告げる
↓
なんと旦那さんが社労士事務所の所長だったのです!!!!!!(/・ω・)/
↓
とんとん拍子に所長面談、そして即決で働かせていただくことに。
↓
未経験なので、勉強しながら働き、2年半ぐらいで後輩が一人下につくことに。。
そして今では立派な実務家です^^ドヤァ!
社労士の仕事とは?
ところで社労士って具体的にどのような仕事をしているのですか?
税務・労務に関することとは知っていますが、いまいち内容がつかめないです。。。
まずは手続きですね。
日常業務としての手続きとしては、入退社、扶養の増減や氏名変更など、労災、健保、年金と目白押しですが、ここを着実に抑えておくと、後々労務相談等にも生きてくるので、重宝します。
私はマスターしております(多分)。
その他、年に一度の手続きとして、労働保険料の精算や、社会保険料の決定が6~7月に集中します。通常業務と平行してこなす必要があるので、社労士事務所の繁忙期はここと言っても良いでしょう。
次に給与計算
各会社の給与計算スケジュール、方法に合わせて、給与計算を行い、資料を作ったり明細を作ったりします。入退社や扶養の数、会社ルールによる手当ての有無、その他にも保険料の変更やら住民税やら、手続きのことを熟知している必要と、少しの税知識もあった方が良いかもです。
もちろん、計算ミスは許されません。
その他、年末調整もやっている事務所はあるみたいですが、基本的にここは税理士先生等の職域になるので、私の事務所では扱っていません。
続いて、帳票作成。
法律で決まってる3帳簿(出勤簿、賃金台帳、労働者名簿)の内、賃金台帳と労働者名簿の作成代行を行ったりします。
それ以上に大事なのが、会社のルールである就業規則、それにともなう各種協定の作成、役所への提出代行等です。
就業規則は会社やその従業員を守る武器にも、傷つけるナイフにもなりかねない、重要なものなので、法令の熟知はもとより、バランス感覚、会社への提案力なども必要になってきます。考え方によっては、やりがいのある部分。
その次に各種許可申請など
企業として派遣や職業紹介を行う場合の許可申請や年度ごとの報告など、介護職員処遇改善加算の申請など。
やっていない事務所もあると聞くが、、、(うちの事務所はバリバリやっています)
厚生労働省管轄の各種助成金の申請書類の作成・提出代行。助成金は有期従業員を雇い入れて正社員に転換させたり、各種の条件を満たした企業に支給される、返還不要のものです。
申請に際してアドバイスをしたり(年度ごとに要件や書類が大幅に変わることが非常に多い)、役所からの問い合わせに対応したりします。
基本的に毎月の顧問報酬とは別に報酬をもらい、着手金を取る事務所もあれば、成功報酬型を取っている事務所もあり、専門にやっている事務所もあるほど、社会保険労務士の独占業務として、収益の柱に成りうる業務です。
最後に、労務相談。
企業の管理部門、社長、従業員とその家族などから、様々な質問が飛んできます。
例えば、問題社員の対応や保険証の発行に関する問い合わせなど。法律を知っていることは大前提ですが、人によって対応方法を変えたり、もちろん雑談をする事も必要です。人間と人間のやりとりなので、生き物のように変化していく回答、やりがいが非常にある部分です。
こう見てもかなり幅広く仕事がありますね~^^
社会と密接に繋がっている仕事ばかりで、非常にやりがいがありそうですね!!
社労士の仕事が詳しく分かりました。ありがとうございます^^
受験生へのアドバイスは何かありますか?
どうです?受かる気がしてきたでしょう?
受かりましょう(^ー^*)
社会保険労務士は、企業内で何か争いがおこる前に食い止める、防波堤みたいなものだと私は思っています。
(何か起きて法廷闘争になったら弁護士先生の範疇)
社会保険や雇用保険などの手続き、企業や従業員を守るための就業規則の作成、
「人」に関わるプロフェッショナルが社会保険労務士です。
私は、人と話すことが大好きで、人の役にたつことも大好きなので、この職業が大好きです。
この資格に少しでも興味を持ってくれた皆さん、ありがとうございます。
私たちと一緒に、企業とその従業員の方の全力サポートをしてみませんか?
最後に
次取りたい資格、今後の展望を教えてください!!!
というのも、給与計算や手続きなどで、税の知識が少しでもあるとないとで、作業やお客さんへの対応がより厚みを持たせられるな、と感じたからです。
試験科目に社会保険・雇用保険の分野もあるので、社会保険労務士の勉強をしていれば、その部分はカバー出来ますし、3級でしたら1ヶ月ぐらい勉強すれば合格出きるかな、と思います。(私は事務所の助成金のために受けさせられて、1週間の勉強で受かりました)
今は2級からAFPを目指して勉強を少しし始めています。最終的にはCFPまで取れれば良いですね。
今後の目標として
私は社会保険労務士に関わる部分のコンサルを極めたいと思っています。
特に争いの「事前予防」を意識してやれているかどうかが社会保険労務士としての資質の一つだと思うので、そこを磨いていくのと同時に、昨今AI化で単純業務が駆逐されはじめてきてるので、「話せること」がまず出来ないと、どの士業も食えなくなっていく予想が出来るので、精進していきたいです。
また最近はTwitterで社労士インフルエンサーとして私のライフスタイルを発信していますので気軽に絡んでくださいね~~
本日はありがとうございました(‘ω’)ノ
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