中小企業診断士の仕事とは?実務家インタビュー
「中小企業診断士ってどんな仕事しているの?」
「資格はあるけど、それをどう生かそうかな」
人気資格だがその後の実態がよく分からない資格。
それがまさに中小企業診断士!!!
そこで今回は中小企業診断士の第一線で活躍している実務家にインタビューしてきました^^
資格に興味があるあなたも、
開業に踏み込めないあなたも必見です!!
中小企業診断士 きっかけ
今回は謎に包まれた資格
「中小企業診断士」についていろいろ聞いていきます!!奥村さんよろしくお願いします!!!
まずは簡単なプロフィール・中小企業診断士を目指したきっかけを教えてください。
何でも聞いてくださいね~
本日はよろしくお願いします。
和歌山生まれ・和歌山育ちです。
智辯学園和歌山中学校・高等学校卒業
和歌山大学経済学部卒業
損害保険会社入社
退職し株式会社奥村総合企画に入社
診断士目指したきっかけ
父親が中小企業診断士の仕事をしており、会社を継ぐために25歳の時に中小企業診断士資格の勉強を始めました。
試験勉強開始後すぐに、お酒好きが災いしてアルコール依存性になり、お酒が止まらない状態になったため回復まで10年ぐらい時間がかかりました。
その後、断酒して38歳の時に再度試験勉強に取り組むことになりました。
中小企業診断士 勉強法
士業は親子代々でされる方も多いですね!
勉強始めてすぐアッ(‘Д’)
アルコール依存症にかかった!?
そしたら試験勉強も大変だったのでは?
合格まで8年。。。。
学力不足ももちろんありましたが、アルコール依存性からの回復の過程で試験勉強を再開したので、合格まで8年かかりました。
辛い受験生時代でした(´;ω;`)
僕はメンタル弱いので途中で諦めそうです。泣
どんな勉強をされてましたか?
一次試験は「知識を問う試験」と捉えて、繰り返し学習が基本ですね!
一日一科目+財務会計の計算トレーニングが学習スタイルの王道かと思います。
基本テキスト等を用いたインプット・過去問等を用いたアウトプットをどれだけ重ねられるかが合格へのポイントですよ^^
二次試験は「考え方を問う試験」と捉えて、問題の解き方について自分なりの「型」を身につけることが重要!!
資格学校の模範解答や「ふぞろいな合格答案」などの教材を使って、解答プロセス(型)を身につけていきました。
中小企業診断士は一次試験と二次試験がありますね!二次試験の記述問題が難しいですよね~
受験生へ何かアドバイスありますか?
楽天リサーチ1位!中小企業診断士講座の診断士ゼミナール 1次2次フル講座42,000円~
短期間で合格する方もおられますが、私のような多年度受験生にとってはモチベーションの維持が大切だと思っています。
不合格が続くのは、それなりの理由があります。
同じやり方を続けていても、同じ結果しか得られません。
違う結果を得るために、勇気を持ってやり方を変えてみてください!!!
中小企業診断士の仕事とは?
続いてはみなさんお待ちかね「中小企業診断士」の仕事について聞いていきます!^^
そもそも中小企業診断士って何なんですかね?
中小企業診断士資格は名称独占資格であり、業務独占資格ではありません。
実務の部分として診断士のできる業務範囲については幅広く捉えることができます。
極端に言えば、法律や倫理に触れない限り、自由に業務が行えますよ。
中小企業診断士の業務については、 「診る」「書く」「話す」が重要であると言われています。
「診る」は、
企業の診断業務・コンサルティング業務にあたります。
<分野>の切り口で言えば、「組織・人事」「マーケティング」「生産管理」「財務会計」「IT」などのコンサルティングになります。
<業種>の切り口で言えば「製造業」「卸売業」「小売業」「サービス業」などに対してのコンサルティングになります。
幅広い経営の知識を活かしつつ、専門性も発揮していくことが重要です。
「書く」については、
業界紙での執筆や著作の執筆などが該当します。
「話す」については、
商工会議所等の公的な支援機関でのセミナー講師を務めたり、自主開催セミナーでの講師などを務めることが該当します。
経営コンサルタントの資格なんですね^^
とても業務の幅が広いですね~~~!!
奥村さんはどういった仕事をされているんですか?
クライアントは個人事業主から比較的大きい中小企業の経営者まで、業種も多岐に渡りますよ!
経営者に対するアドバイス等のコンサルティング活動以外にも自主開催のセミナー等で講師を務めたりもしています。
また和歌山県在住の中小企業診断士同士で勉強会「WaCNet/和歌山コンサルティングネットワーク」を立ち上げ、初代会長を務めました。
中小企業診断士同士のコミュニティはとても良い取り組みですね^^同業者で意識を高めあうのはとても大切です。
仕事の取り方や開業のポイントとかはありますか?
経営者の方々に自主的かつ積極的にアプローチするのが基本でありますが、商工会議所などの公的な支援機関からの依頼や同業者からの紹介も他士業に比べて多いように思います。人脈を広げていくことが仕事にもつながってくるかと思いますよ^^
また、ホームページやSNSなどのツールの活用も効果的になります。
同業者の方々のホームページやSNS投稿も見ておくと、とても参考になりますね!
独立系診断士として開業するポイントとしては、開業当初は仕事につながらないことも多いので、貯金の蓄え(半年~1年程度の生活費の確保)が大切だとよく言われています。
もちろん、中小企業診断士としての提供サービス(キラーコンテンツ)を作り出し、人脈を構築していくことで仕事につなげていくことが重要になってきます。
同業者からの仕事も多いのは意外ですね^^
あっそうそう
奥村さんは著書も出版されてますね^^
そちらの紹介と今後の目標を教えてください。
「絶望を希望に変える勇気~アルコール依存性を克服した真実のストーリー」という書籍を出版しました。
アルコール依存性から回復し、現在中小企業診断士として活動している自身の体験を綴っています。
下記のAmazonのリンクよりご覧になって頂けると有り難いです。
「中小企業診断士(経営コンサルタント唯一の国家資格)」という人と関わる仕事に魅力をとても感じていますので、これからは今まで以上に質・量ともに仕事のステージを上げていきたいです。
親しみやすさをセールスポイントにして、経営者の方々と良好な関係性を築いていきたいと思っています^^
本日はどうもありがとうございました。
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